2016年6月、いよいよInstagramのユーザー数が世界で5億人を突破しました。

2014年12月時点で3億人、そこからわずか9カ月の2015年9月に4億人を突破し、さらに9カ月が経過したところで5億人に到達したのは驚異的なスピードです。成長率がまったく衰えておらず、Facebook全盛期の伸び率に匹敵しています。

ちなみに国内のユーザー数は2015年12月時点で920万人なので、既に1,000万人を超えている可能性が高いですね。

こうした影響もあってか、現在ソーシャルマーケティングが多方面で活発化しています。特に「ハッシュタグ」を活用したキャンペーンが目立つのは、それほどソーシャルマーケティングにおいて欠かせない要素だからでしょう。

≪ハッシュタグとは≫

ハッシュタグとは「#(ハッシュマーク)」と特定のキーワードを入力して投稿することで、キーワードごとにインデックス化されるサービス。(例:#マーケティング)同じハッシュタグが付いている投稿を一覧表示したり、同じ興味・関心のあるユーザーと情報共有ができる。

もしもまだハッシュタグを使用したソーシャルマーケティングを展開していないのであれば、是非とも活用して頂きたい機能です。ともあれ「どう活用すればいいか?」が分からないと活用のしようがないので、今回はハッシュタグを使用したキャンペーン事例10選を紹介していきます。

1. 写真家やアーティストを起用した「Mercedes Benz」のInstagram販促キャンペーン

  • 利用SNS:Instagram
  • 実施期間:2014年7月
  • 実施効果:不明

Mercedes Benzはスポーツモデルである「GLA」の販促に、ターゲット層を若年層と定めキャンペーンを実施しました。内容は著名な写真家やメイクアップアーティストに「GLA」をレンタルし、広いカーゴスペースに荷物を積んだ写真をアップしてもらうというもの。

「#GLApacked」というハッシュタグで投稿された写真は多くのユーザーにインプレッションされましたが、「ランディングページに誘導していないから効果のほどは不明」とのこと。

しかしMercedes Benzは過去に同様のキャンペーンで実績を収めています。

参考:http://digiday.com/brands/mercedes-benz-uses-instagram-sell-cars-millennials/

2. 若年層ターゲットの認知拡大を目指した「ハッピーターン」フォトコンテスト

  • 利用SNS:Twitter、Instagram
  • 実施期間:2015年9月7日〜2015年10月12日
  • 実施効果:Twitter約30ツイート、Instagram約100投稿

人気菓子「ハッピーターン」を製造販売する亀田製菓はリニューアルに際し学生への認知拡大のためフォトコンテストを開催。「#ハッピーターン100袋欲しい」というハッシュタグと共に投稿された写真の中から、グランプリにはハッシュタグ通り同商品が100袋プレゼントされました。

学生をターゲットとする場合はユーザー数が多く拡散力の強いSNSがベストですね。ちなみに「マイナビ学生の窓口」とのコラボキャンペーンです。

参考:https://gakumado.mynavi.jp/contents/m/articles/gmd/_tu_happyturn/pc 

3. 約1年間に渡って開催された濃密ギリシャヨーグルト「パルテノ」のフォトキャンペーン

  • 利用SNS:Twitter、Instagram
  • 実施期間:2015年4月7日~2016年3月31日
  • 実施効果:長期的な認知拡大

森永製菓が販売する濃密ギリシャヨーグルト「パルテノ」では、2016年3月31日まで約1年間に渡ってフォトキャンペーンが開催されていました。ハッシュタグ「#パルテノフォト」を付けて同商品が写っている写真あるいはレシピ写真を投稿することで、毎月数名にプレゼントが贈らるというキャンペーンです。

ハッシュタグキャンペーン事例としてはかなり長期的かつ効果の高かった事例でしょう。

参考:http://partheno-photo.com/

 4. メッセージ性の強い「ハンガリー赤十字」の心肺蘇生の啓蒙&トレーニングキャンペーン

  • 利用SNS:Instagram
  • 実施期間:2015年3月
  • 実施効果:高いエンゲージメント率

ハンガリーでは1日70人の命が心肺停止で亡くなっており、その内の多くはその場で心肺蘇生を行えば助かるものでした。これを受けハンガリー赤十字社は、動画をタップすることで発作を起こした人を救うというコンテンツをInstagram上で拡散。

動画の最後には「心肺蘇生は思っているよりも簡単」というメッセージ性の強いキャンペーンでした。

参考:http://wersm.com/likeforlife-teaches-you-the-importance-of-cpr-on-instagram/

5. あるあるネタで投稿数3,000件を超えた「野村不動産アーバンネット」のキャンペーン

  • 利用SNS:Twitter、Facebook
  • 実施期間:2015年4月13日〜2015年5月10日
  • 実施効果:3,154件の投稿

野村不動産アーバンネットでは思わず「クスッ」と笑ってしまうような「お家あるあるネタ」を募集し、グランプリにはギフトカードをプレゼントするというキャンペーンを開催。投稿数はTwitterとFacebook合わせて3,154件に上り大盛況となりました。

広告を出せば数千万円単位のコストがかかりますが、ハッシュタグマーケティングでは低コストで認知拡大が可能なので中小企業にこそおすすめしたい手法です。

参考:http://www.nomu.com/ouchi/enjoy/aruaru/

6. ファンを起用して販促に繋げた「Brooks」のナイトランフォトキャンペーン

  • 利用SNS:Instagram
  • 実施期間:2015年7月28日〜2015年9月27日
  • 実施効果:144件の投稿

Brooksは米国を中心に人気を集めているランニングシューズブランドであり、ナイトラン中の「ハッピーな写真」を募集しました。ナイトランとは夜間や明け方に行うランニングであり、ハッピーな瞬間を「#ナイトランハッピー」のハッシュタグを付けて投稿することで一次審査に通過した写真がキャンペーンサイトに掲載されます。

また、写真には「購入する」というボタンを任意で付けることがでるため、販促にも繋げました。

7. アカウントを貸し出して1,000万インプレッションを獲得した「American Express」のキャンペーン

  • 利用SNS:Instagram
  • 実施期間:2014年11月
  • 実施効果:エンゲージメント率23%増、1,000万インプレッション

こちらは大胆な事例で、American Expressが厳選したユーザーに自社アカウントを貸し出して「American Expressがビジネスにどんな影響を与えるか?」をいうコンテンツを配信してもらいました。「#MyAmex」というハッシュタグで2週間に渡ってライフスタイルなどを発信してもらい、結果として1,000万インプレッション獲得など大成功に終わりました。

しかし、こういった企画設計は慎重に行う必要があるので注意しましょう。

参考:http://wersm.com/how-to-get-10-million-instagram-impressions-in-two-weeks/ 

8. カスタマーの購買意欲を刺激する「ポカリスエット」のフォト&ムービーキャンペーン

  • 利用SNS:Twitter、Instagram
  • 実施期間:2016年6月11日~2016年8月31日
  • 実施効果:現在進行中

こちらは現在進行中のキャンペーンで、「ポカリスエット」を製造販売する大塚製薬のキャンペーンです。「#ポカリのまなきゃ」もしくは「#ポカリたべなきゃ」のハッシュタグを付けた「ポカリ飲まなきゃorポカリ食べなきゃなシーン」の写真や動画を投稿することでキャンペーンに参加できます。

カスタマーの購買意欲を刺激する写真や動画をユーザーから集めることができるので、効率的に販促を展開することができます。投稿された写真や動画はキャンペーンサイトにも掲載され、既に相当数の投稿が集まっているようです。

参考:http://pocari-nomanakya.jp/

9. 画期的なアイディアで参加者3万人超え「キリン淡麗グリーンラベル」のTwitter鬼ごっこ

  • 利用SNS:Twitter
  • 実施期間:2015年5月
  • 実施効果:3万人以上の参加者

キリンビールが開催したこのキャンペーンは「画期的だ!」とかなり話題になりました。

ユーザーは「#イインダヨ」というハッシュタグを付けたツイートをすると、30分以内に“鬼アカウント”から「#グリーンダヨ」というとリプライ(返信)を受けます。もしも30分以内にリプライがなければ鬼から逃げ切ったことになり、「キリン淡麗グリーンラベル」の350ml缶6本セットが1日100名に抽選でプレゼントされるというキャンペーンです。

期間中は毎日20:00~21:00に鬼ごっこが開催され、3万人以上の参加者という大盛況なキャンペーンでした。途中では舞台裏を公開するなど多角的にキャンペーンを盛り上げた良い事例です。

参考:https://biz.twitter.com/ja/success-stories/kirin

10. ツイート数371万44でギネス更新「江崎グリコ」のポッキー&プリッツの日キャンペーン

  • 利用SNS:Twitter
  • 実施期間:2015年11月11日
  • 実施効果:Twitterユーザーの購入率が4倍

毎年11月11日を「ポッキー&プリッツの日」としてイベントを開催している江崎グリコですが、2015年にはユーザーに参加を呼び掛けギネス記録に挑戦しました。「#ポッキー1111」というハッシュタグで投稿されたツイートの数は24時間で371万44ツイートにも上り、晴れてギネス記録を更新。

もちろん、ギネス記録だけでなくしっかりと販促にも繋げています。

参考:https://biz.twitter.com/ja/success-stories/glico-pocky

まとめ

いかがでしょうか?今回のハッシュタグを使用したキャンペーン事例の中にはいくつか海外事例もありますが、いずれも今後のキャンペーン企画の参考になるのではないかと思います。

また、これらの事例から読み取れるハッシュタグマーケティングの印象は「無限大!」ということアイディア次第で様々なキャンペーンやプロモーションを展開できるので(しかも低コストで)、今後さらに注目が集まるでしょう。

皆さんならハッシュタグを使用してどんなキャンペーンを展開しますか?

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