2015年12月、写真・動画共有型SNSのインスタグラムでは国内のアクティブユーザーが920万人を超えています。現在、新たな発表はされていませんが、1年間で920万人まで倍増したことを考えれば既に1,000万人を超えていてもおかしくありませんね。

こういった背景からも、インスタグラムは最も成長しているSNSと言っていいでしょう。また、これに伴いインスタグラムをマーケティングプラットフォームとして捉える動きも活発化しています。同年10月には広告サービスも開始して、注目している企業も多いのではないでしょうか。

そして今回の本題は、インスタグラムにおける“ハッシュタグマーケティング”です。ハッシュタグとは「#○○」といった具合に、「#(ハッシュマーク)」とキーワードを組み合わせて投稿に挿入するタグであり、同じタグの投稿を一覧表示したりタグ自体が意味を持っているケースもあります。

インスタグラムにおけるマーケティングで欠かせないこの「ハッシュタグ」、企業としてどう活かしていくことがポイントなのか?

Webマーケティング担当者必見です。

インスタグラムの特徴

まずはインスタグラムの特徴を整理していきましょう。

インスタグラムは2010年にサービスが開始され、当時は「フォトアプリ」として若年層を中心に人気を集めていました。現在のようなSNSとして成長する変化点を迎えたのは2012年、Facebookに買収された時です。そこからインスタグラムはSNSとして急速に規模を拡大していき、2016年6月には世界のユーザー数が5億人を突破しました。

国内のユーザー層は?

国内のユーザー数は2015年12月時点で920万人。これは先にも紹介しましたが、おそらく現在では1,000万人を超えているのではないかと思います。

男女別構成比で見てみると女性が65%で男性は35%と、女性ユーザーの方が多いようです。年齢別では18~24歳が33%、25~34歳が38%とやはり若年層での利用が目立ちます。

最近では若年層ユーザーのFacebook離れが話題になっていることを考えると、徐々にインスタグラムへ移行していると考えられますね。

国内の人気アカウント

海外の人気アカウントでは歌手やアーティストが多いインスタグラムですが、国内ではどうでしょう?

ユーザーローカル株式会社が運営するインスタグラムの人気アカウント検索サイト「Instagram人気ランキング」で調べてみると、国内のユーザーアカウント人気No.1はお笑い芸人の渡辺直美さんとなっています。2位以下には著名なタレントやモデルが名を連ねていますね。

企業アカウントでは1位がデザイナーの高田賢三氏が手掛けるファッションブランド「KENZO」、そして2位に自動車メーカーの「HONDA」、3位に「NISSAN」が続いています。

意外なのが製造業である「HONADA」と「NISSAN」が続いていることですね。インスタグラムはファッションブランドや小売業、飲料・食品メーカーが強いというイメージがあります。実際に4位以下にはファッションブランドなどが多くランクインしています。

この理由については後に解説していきます。

 ・インスタグラムは“体験共有型”

インスタグラムの最大の特徴は、「体験を共有するSNS」ということです。その日見た景色、今の自分のファッション、今夜のディナーなどなど、瞬間の体験を写真や動画として収めてアップすることで多くのユーザーと体験を共有しています。

また、知人同士の繋がりが強いFacebookや、興味・関心が共通のユーザー同士でのコミュニケーションを大切にするTwitterとは異なり、インスタグラムではクリエイティブな繋がりが強い傾向です。

例えば世界のどこか、まったく見ず知らずのユーザーが投稿した写真にクリエイティブを感じれば、知人でなくとも「いいね!」やフォローを気軽にします。また、そこには共通の興味・関心がなくても構いません。

この特徴はインスタグラムでハッシュタグマーケティングを行う上でとても重要なので、しっかりと頭に入れておきましょう。

知っておきたいインスタグラムの人気ハッシュタグ

いざハッシュタグを付けようにも、一体どんなハッシュタグを使用すればいいか分からないという方も多いと思います。そこで国内と海外に分けて11の人気ハッシュタグを紹介していくのでチェックしてください。

国内の人気ハッシュタグ

#おうちごはん

自宅で料理をした際にキレイにできたからパシャっと撮ってアップ。そんなときに使用するハッシュタグであり、最近では男性ユーザーの投稿も増加しています。

#お弁当

その日のお弁当を撮って投稿する際に使用するハッシュタグです。

#ハロウィン

パーティー(orホームパーティー)や仮想をしたり、とにかく華やかな場の写真を投稿するときに使用します。

#プチプラ

「プチプライス(低価格)」なアイテムでお洒落を楽しんでいるときの写真を投稿する際に使用します。この他に「#しまパト(ファッションセンターしまむらで掘り出し物を探す)」といったハッシュタグも。

#自撮り

最近では自撮り棒(セルフィースティック)といったアイテムが人気なことから、その日のファッションなどを投稿するユーザーが増えています。そんな時に使用するハッシュタグです。

以上の他には「#桜」や「#空」などシーンに合わせたハッシュタグも欠かせません。

海外の人気ハッシュタグ

#love、#happy、#smile

いずれも家族や友人との写真は、ハッピーな瞬間の写真を投稿する際に使用するハッシュタグです。

#follow、#followme

とにかくフォロワーが欲しいという時に使用します。ハッシュタグマーケティング初期には欠かせません。

#like、#likeme

こちらは「いいね!」が欲しい時に使用します。「#follow、#followme」と合わせて使用しましょう。

#f4f、#follow4follow、#followforfollow

いずれも「フォローしてくれたらフォローし返すよ」という意味です。「#follow、#followme」よりもフォローしてもらえる確率は高いでしょう。

#l4l、 #like4like、#likeforlike

こちらは「いいね!してくれたらいいね!い返すよ」というハッシュタグ。

#insta○○○

このハッシュタグは色々なシーンで活用されています。例えば「#instagood」なら素敵な写真を投稿するときに使用し、「#Instadog」なら犬の写真を投稿するときに使用します。

基本的に「#Insta」の後に続くキーワードは何でもいいようです。

インスタグラムのハッシュタグマーケティング

ハッシュタグを平均10個以上使用する

インスタグラムでは大勢のユーザーと“体験”を共有するSNSなので、より多く見てもらうためにハッシュタグを10個以上使用するのは当たり前です。Twitterのように多く使用したからといって疎まれることはないので安心しましょう。

上限は30個ですが、程よく10~15個程度に留めておくのがベストです。

「社名」「イメージ」などを追加する

「#Leadplus」や「#インバウンドマーケティング」といったように、自社の社名やイメージを表すハッシュタグを追加しましょう。認知拡大やブランディングの効果が期待できます。

会社の所在地を入れたりするのもいいかと思います。

インスタグラマーは質の高い投稿に共感する

クリエイティブな繋がりが強いインスタグラムでは、質の高い投稿にエンゲージメントが集まります。つまり逆を言えば、宣伝色の強い投稿はあまり好まれないということです。

実は前述した「HONDA」と「NISSAN」が人気アカウントランキング上位に食い込んでいる理由はここにあります。どちらも自動車メーカーでありながら、投稿する写真は非常にクリエイティブなものです。

質の高い投稿をすることで、ファッションブランドや小売業でなくともフォロワーを増やしリーチを広げることができます。

連続投稿するとエンゲージメント率が低下する

インスタグラムは連続投稿するとエンゲージメント率が低下するという特徴があるので、更新頻度はそこまで高くなくてもいいと思います。しかしその分、質の高いクリエイティブな投稿に注力する必要がありますね。

ただし、インスタグラムを運営する担当者がクリエイティブな感覚の持ち主とは限らないので、この点はしっかりとミーティングを開き「どんな投稿をしていくか」をしっかりと定めていくことが重要です。

可能であれば動画も作成して投稿する

インスタグラムは写真だけでなく60秒までの動画を投稿することも可能なので、自社アピールとして動画を作成するのも大きな効果が期待できます。

ちなみに写真も動画もクリエイティブに限らず、面白系でも多くのユーザーを獲得できるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?FacebookアカウントやTwitterアカウントを既に運用している方からすれば、インスタグラムでのハッシュタグマーケティングはだいぶ毛色が違うと感じたのではないでしょうか。

実際にFacebookやTwitterで行っているマーケティングの感覚でインスタグラムに参入し、なかなか成果が上がらないと頭を抱えている企業は少なくありません。大切なのはしっかりと特徴を捉えた上で、インスタグラムに適しているマーケティングを展開することでしょう。

本稿ではそんな企業のWebマーケティング担当者や、これからインスタグラムで初めてハッシュタグマーケティングを展開するといった企業の参考になれば幸いです。

Tagboard(タグボード)でSNSキャンペーンをもっと効果的に!